二酸化炭素排出量ってどれくらい?
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二酸化炭素排出量の計算を下記ツイッタでつぶやいています。
燃えるときの二酸化炭素排出量
https://twitter.com/ys13902161/status/1238985762839937026?s=21
人間の二酸化炭素排出量
https://twitter.com/ys13902161/status/1402990748560023554?s=11
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あなたは自動車を使用し、年間どれくらいの二酸化炭素CO2排出していますか?
概要
燃料にもよりますが、化石燃料は燃えると、元の重量の約3倍の二酸化炭素を排出します。
たとえば、自動車で10Km/Lの燃費で、1年間に1万km走行すると
ガソリンは、1000L使います。1000Lは約740kgなので、年間約2220kg、約2.2tonの2酸化炭素を排出します。
詳細
・ガソリンが燃えて二酸化炭素CO2が出ます。
問題を
①ガソリン使用量と
②ガソリンの二酸化炭素排出量 →youtube参考
に分けて計算します。
①あなたは1年間でどれくらいのガソリンを使用しますか。
1年間で1万㎞走ると仮定します。車の燃費は、10km/Lとします。
年間 10000/10=1000Lのガソリンを使います。
②ガソリンの二酸化炭素排出量
ガソリンってどんな成分かしってますか。炭素と水素の化合物です。
CH4、C2H6、C3H8、・・・・と炭素と水素の化合物の集まりです。
炭素と水素の比率がわかるといいのですが、水素は軽いから考えなくてもそんなに誤差は出ないだろうと考えてもよいです。
ここではエイッとC炭素が1個にH水素が2個平均で付いていると仮定します。
炭素は原子量12、Hは原子量1、酸素は原子量16です。原子量は一個当たりの重量比になります。
C+H2が酸素と燃えて二酸化炭素CO2になります。
よって原子量14(12+1x2)が44(12+16x2)になり、重量は燃えることで3.14倍になります。
ガソリンの比重は、だいたい0.74なので、3.14x0.74=2.3で、1Lのガソリンは2.3kgの二酸化炭素になります。
この2.3の係数は、環境省よりガソリンの排出係数として2.32(tCO2/kl)となっています。
燃料別の二酸化炭素排出量の例 - 環境省より
③よって年間1000Lのガソリンは、1000x2.3=2300kg=2.3tonの二酸化炭素CO2を排出することになります。