---スイッチのしく み---

自分がボランティアスタッフとして所属するこまつの杜の理科教室で、初めて講師を担当しました。
今回の教室のこころみ
子供が工作で「電気回路接続体験ボード」をつくり、そのボードを使い回路接続の体験実習をするという教室にしました。
スイッチのしくみ理科教室



◆2.スイッチを・・・のアンケートは、 「入れる」が6割、「ONにする」と「押す」が2割くらいでした。  
◆3.理科の教科書の説明と同じです。
  

◆4.昔はナイフ型の押して入れてONにするスイッチから、スイッチを「入れる」というようになった。 この教室の中では、輪ができて線がつながったことが感覚的にわかるように「ONにする」という言葉を使うことにしました。     
◆5.回路図でスイッチがoffの時、輪は開いている。ONにすると輪が閉じる。 スイッチをONにすることを、スイッチを閉じるともいう。 輪ができることを回路というが、電気屋さんは輪ができることを回路が閉じると言う。

◆6.スイッチの内部構造

  
◆7)プレスの模型でスイッチの実演をする。 このプレスの模型は、アルミ箔くらいだったら、型通り曲げることができる。合図のブザーが1個ありそのスイッチは左右に2個ある。動かすモータは1個あるがそのスイッチは操作盤に2個ある。 (この教室で使用した模型は全てD氏によるオリジナルの模型です)    ◆8)子供が2人で模擬作業をやる。 まず左の作業者が、プレス台にアルミ箔をセットする。セットしたという合図のため左のブザースイッチのを短く2回押す。 それを聞いて、右の運転員が、これからプレスを動かすのでその合図のため、右のスイッチを長く1回押す。(どっちのスイッチでもブザーは鳴る) 運転員は、そしてプレスのスイッチを押す。左のスイッチ、右のスイッチを単独で押しても動かないが、2つのスイッチを両方とも押すと動く。プレスが押して上がったら機械を止める。 (スイッチ操作時、片手を機械に近づけて機械に巻き込まれる事故が無いように、両手で操作するようにしている。) 作業員は安全を確認して、プレスしたアルミ箔を機械から取り出してみんなに見せる。実演終わり。 2つのスイッチの「どちらかがONでON」と「両方ともONでON」を実演したが、その回路の説明は後半にする。   
◆9)階段スイッチの模型の実演をする。 模型は1階スイッチが左、2階スイッチが右と、並んである。 普通の家ではこの2個のスイッチは離れているので同時には見ることはできない。 理科教室なので、実験風にスイッチの位置を見ながら操作してみる。子供一人にスイッチを押すことを協力してもらう。 最初は、1階スイッチ/2階スイッチはB/Aでx(消灯)。 1階スイッチでランプをつける。A/Aで⚪︎(点灯)。 2階スイッチでランプを消す。A/Bでx 1階スイッチでランプをつけるB/Bで⚪︎。 どうしたら点いて、どうしたら消えるか。 1階、2階のスイッチが同じ位置なら点灯しているようだ。   
◆10)工作でボードを作る。説明省略。(工作で作ったボードは持ち帰ってもらいます。)    ◆11)スイッチを上をONとしたが、世の中のスイッチはONの方向が決まっている。またスイッチのどっちかに印があるときは、その印の方がON。例外はあると言うが家の中を見たけど例外はなかった。左右の事例の壁スイッチは、自分の家の洗面所で、下は照明で、上は換気扇。照明はスイッチで明かりが点くのでON/OFFはわかる。換気扇は音が微かなので、ON/OFFはどっちか戸惑う人は多いと思う。   
◆12)電気回路接続の実験(体験)1 回路図の赤線通りにクリップ線を繋いで、2つのスイッチを操作してランプがつくかどうか調べて、結果を表に記録することを子供にやってもらった。(以下この説明省略) 1SWをONにすると点く。
 
◆13)体験2  1SWまたは2SWをONにすると点く。 プレスのブザーの実演と同じ回路。 「回路は、1SWとランプで輪ができるが、それと並んで2SWとランプでも輪ができる。ランプとしてはどっちの輪ができても点くので、1SWまたは2SWがONになると、ランプが点く。」   
◆14)体験3  1SWと2SWを両方ONにした時点く。 「回路は1SWと2SWが1列に直列に並んで一つの輪ができる。そのため、1SWと2SWが両方ともONになると輪ができてランプがつく。」   ◆15)体験4 1SWと2SWが、OFFとOFFまたはONとONで同じ時点く。 1SWをON、OFF繰り返すと、点いたり消えたりする。相手の2SWと同じ位置の時点く。逆に2SWをON、OFF繰り返しても同じ。 すなわち、1SWでも2SWでも点灯と消灯ができる。 階段スイッチと同じ。  
◆16)4つのスイッチが1列に並んでモータを交互に動かす模型の操作体験。 詳細省略。
  

以上ーーーーー